ポイント
製造業と聞くと、電話やFAX、あるいはEメールでのやり取りが今でも主流だと思われがちです。
しかし、時代の変化とともに、お客様とのコミュニケーション方法も多様化しています。
弊社でも最近、意外なツールからのお問い合わせが増えています。それが「LINE」です。
今回は、製造業の現場で感じるLINE問い合わせのリアルなメリットと、少し注意が必要な点についてお話したいと思います。
なぜ製造業でLINE?その手軽さが生むメリット
LINEでのお問い合わせが支持される最大の理由は、その「手軽さ」にあります。
いつでもどこでも気軽に質問: スマートフォン一つあれば、お客様が気になったその瞬間にメッセージを送ることができます。
電話のように時間を気にする必要も、メールのようにかしこまった文章を作成する必要もありません。
写真や動画の共有が簡単: 「この部品について知りたい」「こんな状況なのだけど」といった内容も、
写真や短い動画を送っていただくだけで、我々も状況を瞬時に把握できます。これは、文字だけのやり取りでは得られない大きなメリットです。
心理的なハードルの低さ: 普段から使い慣れているアプリだからこそ、お客様もリラックスして質問を投げかけることができます。
これが、新たなご相談や潜在的なニーズの掘り起こしに繋がるケースも少なくありません。
まさに、お客様との距離を縮めてくれる便利なコミュニケーションツールと言えるでしょう。
チャットならではの悩みどころ
手軽で便利なLINEですが、チャット形式ならではの弱点も存在します。それは、**「長文でのやり取り」**です。
詳しい仕様の確認や、込み入ったご相談になると、どうしても文章が長くなりがちです。
LINEのトーク画面では、長い文章は自動的に折り返されて表示されるため、全体を把握しにくく、意図が正確に伝わっているか不安になることがあります。
また、重要な情報を何度もスクロールして探さなければならないなど、情報の管理性という点でも課題が残ります。
「使い分け」が鍵!メールへの切り替えも有効な選択肢
弊社では、LINEでのやり取りが長文になったり、複雑な内容に発展したりした場合には、
お客様にご相談の上でEメールでのご連絡に切り替えさせていただくことがあります。
LINE: 初回のお問い合わせ、簡単な質疑応答、写真での状況確認など、スピーディーな対応が求められる場面。
Eメール: 詳細な仕様の打ち合わせ、見積もりの送付、正式な記録を残したい重要なやり取り。
このように、それぞれのツールの特性を理解し、状況に応じて使い分けることで、お客様とのコミュニケーションをよりスムーズに進めることができると考えています。
まとめ
LINEは、製造業にとってもお客様との新たな接点を生み出す非常に有効なツールです。
その手軽さは、これまで接点のなかったお客様からの貴重なご意見やご要望をいただくきっかけにもなっています。
一方で、チャットツールの特性を理解し、必要に応じてEメールなど従来のツールと組み合わせる柔軟な対応が、お客様にご満足いただくための鍵となります。
これからも、お客様にとって最も便利な方法で気軽にご相談いただけるよう、様々なツールを活用しながら、より良いコミュニケーションを目指してまいります。
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