板厚0.05mm・長さ2mの超極薄・長尺材のレーザー切断

| 単価: | 120000円 |
|---|---|
| サイズ | 120X2000 |
| 厚み | 0.05 |
| 枚数・個数: | 1枚 |
| 所要時間: | 72時間 |
ポイント
板厚わずか0.05mm(50ミクロン)、長さ2mという極薄かつ長尺の金属板のレーザー切断をご依頼いただきました。
1. ご依頼の背景と材料の手配について
弊社では通常、板厚0.05mmのような極薄材は取り回しや保管の観点から「長さ1m」の定尺板で在庫しております。
今回ご依頼いただいた製品は「長さ2m」が必要とのことでした。弊社で2mの材料を用意する場合、コイル材をメーカーから取り寄せ、必要な長さに切り出す工程が発生するため、どうしても納期にお時間をいただいてしまいます。
お客様と納期・コスト面をご相談した結果、今回はお客様側で2mの材料をご手配いただき、材料支給という形で加工を承ることになりました。
2. 加工における課題と社内の取り組み
板厚0.05mmはコピー用紙(約0.09mm)のおよそ半分の厚みしかなく、金属とはいえフィルムや箔に近い感覚の素材です。さらに長さが2mともなると、わずかな風圧や自重、人の手が触れるだけでも簡単にシワや折れ目がついてしまいます。
また、レーザー加工機への搬入・セット時や、切断中のアシストガスによるバタつき・熱歪みをいかに抑えるかが最大のポイントとなります。
加工にあたり、社内スタッフで以下の点を徹底的に検討・準備しました。
- 専用治具(ジグ)の製作: 2mの長尺材にテンションをかけすぎず、かつフラットな状態を維持して加工テーブルに保持するための専用治具を設計・作成。
- 固定方法と加工条件の最適化: 切断時のレーザー熱やガス圧で材料が浮き上がらないよう、押さえの位置や固定方法を工夫し、歪みを最小限に抑える加工条件を設定。
- ハンドリング体制の構築: 材料の搬入から加工後の取り出し、梱包に至るまで、複数人で息を合わせて慎重に取り扱う手順を確立。
3. お客様との事前合意と加工の実施
どれほど慎重に取り扱っても、0.05mm×2mという極限のサイズ感では、作業工程で微細な「折れ」や「シワ」が入ってしまうリスクを完全にゼロにすることは困難です。
加工前にそのリスクを正直にお客様へお伝えし、「多少の折れが生じる可能性があること」をご了承いただいた上で、万全の体制でレーザー切断に臨みました。
社内での事前の治具検討や段取りが功を奏し、大きなトラブルなく無事に2mの製品を切り出し、納品することができました。
薄板・特殊サイズのレーザー加工でお困りの方へ
「定尺を超える長さの薄板を切りたい」「極薄材で他社に断られてしまった」といった難しい案件でも、今回のような材料支給での対応や、専用の治具製作・固定方法の工夫によって加工可能なケースが多くございます。
リスクがある場合は事前にしっかりとご説明し、お客様と二人三脚で最適な加工方法を模索いたします。薄板のレーザー加工でお困りの際は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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